あるがまま行く 日野原重明著
どう良く育て、学び、働き、老い、死ぬか
本当の幸せを感じる為のエッセイ96編
目次だけでも内容が窺われます
第一章 生み育てるという事
人が生まれ事の根源的意味
ハビングでなくビーイング
いい遺伝子を呼び覚ます
孫に教え、孫から学ぶ
第二章 「学ぶ」という事
自立を促す入学式
自立の学びの計画を立てる
「教える」ことを学ぶ
大学で何を学ぶか
挫折に学ぶ
平均点はいらない
「死」を子供の時から学ぶ
命の「使い方」を学ぶ
死は「電池切れ」のように突然やってくる
真の勇気を学ぶ
与謝野晶子の生涯に学ぶ
新成人に学ぶ事
ガッツを学ぶ
宗教を学ぶ
「幸いの根」を伸ばす
自然の恵みを学ぶ
武士道に学ぶ
新老人が子どもたちに語る
葉っぱのフレデイ
読書の効能
”Boys”と呼ぶ教育
星空に学ぶ
オリンピックの精神に学ぶ
第三章 「愛する」ということ
友への友情
夫婦の愛情
親の愛情
祖先とのつながり
雨の日の思い出
バレンタインデーの由来
第四章 「「習慣を身につける」ということ
考える習慣
集中する習慣
それぞれの習慣
習慣が人をつくる
良い習慣が病を防ぐ
貝原益軒の教え
健康増進のための習慣
喫煙という悪しき習慣
よくかむ習慣
ラ音で話す習慣
「ほほえみの会」の実践
心臓を守る習慣
第五章 「働く」ということ
何のために自分の仕事を選ぶか
生涯の仕事を持つ幸せ
ボランテアという生きがい
自分の時間をどれだけ人の為に使うか
人の心ふれるボランティア
「働く」ことに疑問を持ったら
災害とボランティア
第六章 「老いる」ということ
「新老人の会」はなぜ生まれたか
寿命について
年齢とともに「現在」は速さを増す
「第二の嬰児期」を知っていますか
痴呆症について
眼からうろこ
ハワイにも「新老人の会」を
創める力
出会いを大切に
第七章 「人を治す」ということ
「時間厳守」は医師の基本
病院に行く前の準備が大切
患者が名医を育てる
キュアからケアの医療へ
医療はアートである
全人的医療を目指して
医師になる前に必要な研修制度
遅れている日本の救急医療
アメリカの医療事情
病院における緊急時の備え
僻地や地方の医師不足
ナイチンゲールの精神
チーム医療の探求
笑いの効用
健康感を持って生きる
祈りの治癒力
アッシジの奇跡
パスカルの賭け
第八章 「死ぬという事」
死」は自然の変化の一つ
ホスピスの原点を訪ねて
ホスピスが足りない
訣(わかれ)の音楽
しなう心
生には「死」が混ざっている
日野原重明(ひのはらしげあき)
1911年山口県生まれ。37年京都帝国大学医学部卒業
41年聖路加国際病院内科医となり、内科医長、院長代理、院長を経て、現在。聖路加国際病院理事長、聖路加看護学院理事長、(財)ライフ・プラニング・センター理事長。99年文化功労者。2000年には75歳以上の健やかな老人の為の「新老人の会を結成」。著書は200冊以上あり、主なるものには「死をどう生きたか」(中公新書)、「老いを創める」(朝日新聞社)、『生き方上手』『テンダー・ラブ』(ユーリング)『人生の四季に生きる』(岩波書店)など
BGMは音楽療法を説いている氏の臨終の際のリクエスト・曲フォーレ・レイクエムです